[2006年05月] アーカイブ
| ☆最近の読書2 『エイリアンズ』(インフォバーン) | (5月24日) |
| ☆共謀罪、今国会での成立難しいとの認識 民主幹事長 | (5月21日) |
| ☆最近の読書1 『痛快!憲法学』『日本人のための宗教原論』 | (5月19日) |
| ☆最近の読書0 『M2われらの時代に』『ニッポン問題』 | (5月10日) |
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2006年05月24日
☆最近の読書2 『エイリアンズ』(インフォバーン)
宮台真司と宮崎哲弥の対談集『エイリアンズ』(インフォバーン)を読みました。はっきり言って前2冊よりパワーが落ちているように思ったのだが、これは、彼らの対談にわたし自身が「慣れた」のかもしれない。それで、最初に読んだ時の「衝撃」が、3冊目では薄れたのだろう。でも、「再び浮上した「女帝容認論」で、天皇制はどこへ向かうのか」あたりは刺激的な論考で、やはり読んでよかったという気分になれた。素人が読むのだから、そこには自ずと限界があるのだが、どこまで彼らの対談に近づいて理解できるかが読書の醍醐味だろう。そんなこんなで、この四月五月はずいぶん読書をしました。それができたのも公立の図書館を利用して実現できたことです。『エイリアンズ』も、江別市情報図書館にたのんで札幌市元町図書館から借りてもらったものです。今は、図書館どおしの融通し合いがシステム化されていて、本当に便利になったものです。
posted by fishmountain at : 2006年05月24日 13:42 | コメント (0) | トラックバック (0) | 読書・本 (68)
2006年05月21日
☆共謀罪、今国会での成立難しいとの認識 民主幹事長
共謀罪について与党と野党の駆け引きが続いているが、共謀罪というのは調べてみるとひどい悪法であることに驚きを禁じ得ない。遅まきながら図書館で借りて読んでみたのだが、廃案にしなければならない。
法律関係の文章は読みづらいものです。法律をまともに勉強したことがないので、このような一般大衆向けのブックレットでも苦労しました。
単純には比較できないが、戦前(1925年成立)の治安維持法にも匹敵する悪法じゃなかろうか。更に、共謀罪と関わりが深いコンピュータ監視・取り締まり法制の中心となるサイバー犯罪条約の批准に必要な国内法整備(コンピュータ監視法案)も問題になってきており、非常に幅広い問題が、この本から勉強できるようになっています。
asahi.com:共謀罪、今国会での成立難しいとの認識 民主幹事長-政治
2006年05月20日22時52分
民主党の鳩山由紀夫幹事長は20日、岐阜県中津川市などで講演し、与党が提出した「共謀罪」再修正案について「国家権力をもっと強めるんじゃないかと思われている」と指摘し、受け入れられないとの考えを示した。そのうえで「来週に強行採決したら(慎重審議を促した)河野洋平衆院議長が言った通りにやらなかったことになるので、与党もあきらめはじめているのではないか」と述べ、与党がさらに大幅に譲歩しない限り、今国会での成立は難しいとの認識を示した。
posted by fishmountain at : 2006年05月21日 16:11 | コメント (0) | トラックバック (0) | 読書・本 (68)
2006年05月19日
☆最近の読書1 『痛快!憲法学』『日本人のための宗教原論』
『M2 われらの時代に』宮台真司/宮崎哲弥著のP323に、宮崎が小室直樹の
- 『痛快!憲法学』(集英社インターナショナル)
- 『日本人のための宗教原論』(徳間書店)
を紹介していたので読んでみました。これらは、学問をする上での基礎を教えてくれるものです。どこを読んでも「目から鱗」が落ちるような感動を覚えます。
更に、小室直樹氏の『危機の構造 日本社会崩壊のモデル』(中公文庫)を読んでみましたが、70年代半ばでのロッキード事件の分析など鋭いし、今でも充分通じる分析です。アスベスト問題が深刻な問題として浮上していますが、これを放置してきた中央の官僚の問題も、小室氏の分析があてはまる、と思いました。P58あたりに書かれていますが、産業の要請を第一に考え、アスベストの危険性が視野に入ろうとも、適切な対処をしないで放置してしまう、総合的にものを考えることができない官僚というもの、その辺が繰り返し分析されている本だ。
小室氏は、アノミーという概念を駆使して例えば、1972年に起こった連合赤軍事件を分析する、あるいは、その数年後に起きた連続企業爆破事件を分析する。そしてそれから20年後に起きたオウム真理教事件も分析する。既成の規範が揺らいだ時にイデオロギーなり宗教が吹き込まれた時の若者の行動を分析するわけだが、これはある意味未だ解明されていない大問題であって、どのようにして人間は規範を獲得するのだろうということであり、わたしは学問をつうじてしか獲得不可能な問題だと、現時点ではそのように考えている問題だ。教育基本法を変えて、というような生易しい問題ではない。
ただ、1つだけ気になったところがある。『日本人のための宗教原論』(徳間書店)のP394の「新左翼の場合、中核と革マルの闘争は、要するに殺すことが目的だった。理由などはなく、ただ殺戮が目的なのである。」これは明らかに間違いである。小室氏が彼らの機関誌を読んでいない証拠でもある。革共同の第三次分裂以来の「党派闘争の倫理と論理」があるのだ。どんな政治党派でも「ただ殺戮が目的」など聴いたこともないし、そんな政治党派は世界中探してもない。実証的な研究をする小室氏がこのような主張をするとは、彼にも誤りはあるということだ。これに比べて、立花隆の『中核VS革マル』は、読むべき価値がある。
posted by fishmountain at : 2006年05月19日 10:31 | コメント (0) | トラックバック (0) | 読書・本 (68)
2006年05月10日
☆最近の読書0 『M2われらの時代に』『ニッポン問題』
Winnyの社会学的考察を調べたくて、『Winnyファイル共有のトリセツ』アスペクト というムックを読んでいたら宮台真司著『終わりなき日常を生きろ』が紹介されていて、さっそくこの本を読んだ。非常におもしろい本だと思った。更に、この著者のことが知りたくてどんな本を書いているのかインターネットで検索すると『M2われらの時代に』『ニッポン問題』という宮崎哲弥との対談を収めた本があって、それらを図書館で借りて読んだが、これがまたまたおもしろい本で、知的興味を非常に刺激される結果になった。ただ、これらの本を読むには、相当の哲学やら社会科学の知識が必要で、尚且つ、相当な「毒素」が含んだ本なので、それ相当の免疫力が必要だ、ということも読んでいる内にわかってきた。
結局、Winnyについては原理的なことを押さえたので、これ以上深入りしないことにした。わたしには、インストールして不法行為に荷担したくなるほどのソフトでもないことがわかったからだ。
それよりも何よりも、宮台真司らの本を読んだ結果、彼らが挙げている知的興味を刺激してくれる本を読まないとダメだという気分になり、まあ、ある意味、最高の知的興味を刺激されたのでセッセト読書に励んでいる。
posted by fishmountain at : 2006年05月10日 16:05 | コメント (0) | トラックバック (0) | 読書・本 (68)